■犬の乳腺腫瘍犬の乳腺腫瘍は統計的に良性:悪性比率は50%:50%です。 つまり、乳腺にしこりを見つけたら悪性腫瘍である確立は50%ということです。
さらにその悪性の中でも半分(全体の25%)は比較的転移を起こしづらい比較的おとなしいタイプであり、残りの半分(全体の25%)が転移しやすい攻撃的なタイプです。
良性の50%と悪性の中でも比較的おとなしい25%のあわせて75%のものであれば手術により根治の可能性の高い腫瘍です。
このため、犬の乳腺腫瘍は適切な進行度の評価を行い、確実な外科切除を実施する事が重要です。 |

また、それ以前に避妊手術による予防が可能なのも犬の乳腺腫瘍の特徴です。
乳腺腫瘍発生リスク
初回発情前に避妊手術:0.05%
1回目の発情後避妊手術:8%
2回目以降の発情後避妊手術:26%
このように早期に避妊手術をする事により発生リスクを抑える事が可能です。 |
■猫の乳腺腫瘍
猫の乳腺腫瘍は犬とは異なりその90%以上が悪性の乳癌であり、その挙動も攻撃的です。
つまり、猫の乳腺にしこりを見つけたら癌の可能性が非常に高く要注意ということです。
予後は腫瘍の大きさ、リンパ節浸潤の有無、初回手術の範囲によって左右されます。
このため、猫の乳腺腫瘍は早期に発見診断し、早期に適切な拡大切除を行う事が重要です。 |
| 腫瘍の大きさ |
生存期間(中央値) |
| 2cm以下 |
36ヶ月 |
| 2〜3cm |
24ヶ月 |
| 3cm以上 |
4〜6ヶ月 |
| リンパ節転移 |
1年生存率 |
2年生存率 |
| なし |
43% |
23% |
| あり |
6% |
3% |
|