外科

よく見られる疾患

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)

外科で扱う疾患として「子宮蓄膿症」という、子宮の中に膿がたまる病気があります。

 

子宮蓄膿症の症状は、飼い主さんにわかる場合とわからない場合があります。
子宮の入り口が開いている場合は、陰部から膿が出てくるので一目でわかりますが、子宮の入り口が閉じている場合は、見た目では症状がわかりません。
その代わり、元気がない、食欲がない、嘔吐するなど、他の症状として現れやすくなっています。

 

上記のような症状が出ていて、なおかつ避妊手術をしていない場合は子宮蓄膿症である可能性が高いため、レントゲンやエコーを取ってお腹の中を検査して診断します。

 

当院の治療

当院の治療方法

当院で麻酔をする際は、安全性を確認するために、術前に一般身体検査や各種臓器の異常を検出するための血液検査を行なっています。また手術を行なう際にも、心電図、心拍数、血圧、血中酸素濃度、炭酸ガス濃度、麻酔濃度等を厳重にモニターし、麻酔リスクを可能な限り低減させています。

 

さらに術後には、酸素吸入や厳密な室温管理が可能なICUシステムケージもございますので、安心して手術をお任せください。

去勢・避妊手術

去勢・避妊手術を行なう目的

去勢・避妊手術を行なうことで、ワンちゃんやネコちゃんがかかりやすい病気のリスクを下げ、日常のストレスが少なくなります。できるだけ長く、元気で楽しく飼い主さんと過ごしていただくため、当院では去勢と避妊手術をおすすめしております。

 

手術は生後6~7ヶ月を目安に行ないますが、生育具合によって適切な時期が異なります。まずは当院スタッフまでご相談ください。

避妊手術

避妊手術は生後6~7ヶ月のメスに行ないます。
避妊手術は開腹手術が必要なため、手術後2泊3日の入院が必要となります

避妊手術     のメリット
  • 避妊
  • 発情に伴う問題行動の抑制
  • 初回発情前の避妊による乳腺腫瘍の予防
  • 婦人科の病気の予防
  • 子宮蓄膿症・卵巣嚢腫・卵巣腫瘍など生殖器に起こる腫瘍の予防
  • 糖尿病の予防

去勢手術

去勢手術は生後6~7ヶ月以降のオスに行ないます。
それ以前に行なうと尿道が狭窄して、尿道結石が詰まりやすくなるおそれがあります。
去勢手術は体腔外の手術であり切開創も小さいため、日帰りの手術が可能です。

去勢手術     のメリット
  • 性成熟に伴うスプレーなどの問題行動抑制
  • 高齢期に起こりやすい精巣の腫瘍・セルトリ細胞腫・ライディッヒ細胞腫の予防
  • 精細胞腫の予防
  • 前立腺肥大の予防

当院で気をつけていること

なるべく短時間で終わるようにしています

体力のない高齢期のペットたちに手術を行なうことも多いので、当院ではなるべく手術の時間を短くして、ワンちゃんやネコちゃんの身体の負担を減らすように努力しております。

術後のケアもしっかり行ないます

手術そのものだけでなく、術後のケアも重要です。ワンちゃんもネコちゃんも、術後は痛い思いをさせられた上に、飼い主さんに置いて行かれたという精神的なストレスで、心身ともに不安定になりがちです。

 

当院では手術を行なった後は、しっかり薬の投与を行なうとともに、元気によく鳴く子とおとなしくあまり鳴かない子を別々の入院室で管理するなど、ワンちゃんやネコちゃんの心身の負担をなるべく軽減するようにしております。

ご予約・ご相談はお気軽に

ペットのことでお悩みでしたら、本厚木にある浅葉動物病院まで、まずはお気軽にお問い合わせください。

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